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原作が第18回日本国際漫画賞 優秀賞! 台湾の漫画家・左萱(サケン)の『芭蕉の芽』日本語版がWeb連載スタート、12月17日に単行本1・2巻同時発売

©左萱/Zuo Hsuan
©左萱/Zuo Hsuan

台湾発の青春群像劇『芭蕉の芽』が日本語で読める

台湾の漫画家・左萱(サケン)さんが描いた『芭蕉的芽』(蓋亞文化有限公司・発行)の日本語版『芭蕉の芽』を、実業之日本社が刊行します。10月23日(金)から「COMICリュエル&ジャルダン」ほか複数のプラットフォームでWeb連載が始まりました。12月17日(木)には単行本1・2巻が同時に発売されます。

実業之日本社によると、近年は『隙間』(高妍・著/KADOKAWA)をはじめ、独自の表現力と高い作品性を持つ台湾漫画が日本でも注目を集めているとのことです。同社は本作を日本の読者に届け、紙の本として未来に残したいという思いから、蓋亞文化有限公司の協力のもと、創業130周年記念企画として刊行します。日本語版の刊行にあたっては、左萱さんがほぼ全ページに加筆修正を施しました。

原作が第18回日本国際漫画賞 優秀賞! 台湾の漫画家・左萱(サケン)の『芭蕉の芽』日本語版がWeb連載スタート、12月17日に単行本1・2巻同時発売

1930年代の台北高校で、文学同人誌に青春を懸ける

舞台は1930年代、日本統治下の台湾です。自由を校風とする旧制高校・台北高校で出会った台湾人の葉星橋と日本人の南城雲太郎は、仲間たちとともに文学同人誌『鐘の音』の創刊を目指します。自由が少しずつ失われていく時代のなかでも、彼らは本を読み、物語を紡ぎ、笑い、夢を追いかけていきます。友情や創作、葛藤、そして時代のうねりが、綿密な取材に裏打ちされた歴史描写と、透明感のある美しい筆致で描かれる青春グラフィティです。単行本には描き下ろしカラーイラストが複数枚掲載されます。

『鐘の音』に集う個性豊かなメンバー

  • 葉星橋(ヨウセイキョウ):本島人(台湾出身者)で、台北高校の理科一年生。家族からは医学の道へ進むことを期待されていますが、文学を愛し、小説を書いています。校内誌『翔風』に投稿した作品が雲太郎の目に留まります。
  • 南城雲太郎(なんじょううんたろう):内地(日本)出身で、台北高校の文科一年生。星橋のルームメイトです。豪快かつ繊細な文学青年で、人を惹きつける不思議な魅力の持ち主。停学処分を受けて以降はあまり学校に姿を見せませんが、『鐘の音』創刊のために奮闘します。
  • 簡杏紅(カンキョウコウ):台北女子高等学院の生徒で、筆名は竹間杏之助。男装して台北高校の読書会に潜り込んでいたところを、雲太郎にスカウトされます。
  • 林晨光(リンシンコウ):『鐘の音』の営業担当。高校生とは思えないほど幅広い人脈とコネクションを持つイケメンです。
  • 花野正吉(はなのまさよし):台北高校の文科一年生で、雲太郎とは尋常科時代からの付き合い。心優しい性格ですが、その文章から筆鋒鋭い人物と思われがちです。
  • 江藝生(コウゲイセイ):『鐘の音』の挿絵担当。13歳で尋常科に在学中の天才児で、図画科の塩月先生の推薦で仲間入りしました。
原作が第18回日本国際漫画賞 優秀賞! 台湾の漫画家・左萱(サケン)の『芭蕉の芽』日本語版がWeb連載スタート、12月17日に単行本1・2巻同時発売

作者・左萱さんと、作品に寄せられた推薦コメント

左萱さんは、繊細で透明感のある筆致と豊かな色彩感覚、徹底した歴史考証に基づく物語づくりで評価されている台湾の漫画家・イラストレーターです。2015年に初の長編漫画『神之郷』を発表し、同作で第10回日本国際漫画賞銅賞を受賞しました。本作の原作『芭蕉的芽』は第14回金漫奨年度漫画賞を受賞し、さらに第18回日本国際漫画賞で優秀賞に輝いています。フランス、イタリア、ドイツなどの国際イベントにも招聘されています。

左萱さんは本作について、「葉」の生命力と「雲」の自由に触れながら、昭和の面影が残る台湾を舞台にした、明るく熱を帯びて燦然と輝く青春のひとときを描きたかったとメッセージを寄せています。

伊坂幸太郎さん、マツオヒロミさん、紗久楽さわさんが推薦

小説家の伊坂幸太郎さんは「面白かったです!!!」とコメントし、雲太郎の初登場シーンの爽やかさに心をつかまれたこと、主人公と雲太郎が自身の小説に出てくる二人組のようであることを語っています。イラストレーターのマツオヒロミさんは「本と、自由を愛する全ての方に!」として、1930年代の台湾の街や校舎などのレトロでロマンチックな描写に触れました。漫画家の紗久楽さわさんは「文學は“2人の心”を繋ぐ…!」と題し、かつて少女漫画で大好きだったものがこの漫画にすべてあるとコメントしています。

原作が第18回日本国際漫画賞 優秀賞! 台湾の漫画家・左萱(サケン)の『芭蕉の芽』日本語版がWeb連載スタート、12月17日に単行本1・2巻同時発売

連載・単行本の情報

  • Web連載:「COMICリュエル&ジャルダン」(実業之日本社)2026年10月23日(金)連載開始
  • ほかの配信先:ニコニコ漫画(10月23日~)、pixivコミック(10月24日~)
  • 単行本:リュエルコミックス『芭蕉の芽』1・2巻
  • 著者:左萱(サケン)
  • 発売日:2026年12月17日(木)
  • 定価:各1,100円(税込)
  • 判型:A5判並製
  • 発行:株式会社実業之日本社
  • ISBN:1巻 978-4-408-64251-2/2巻 978-4-408-64252-9

実業之日本社は単行本と同時に電子書籍も刊行します。なお、蓋亞文化有限公司から配信されていた電子版「芭蕉の芽」1巻~2巻は10月21日に販売を停止しましたが、購入済みの人は引き続き読むことができます。お試し読みができる『芭蕉の芽』公式サイトは緊急メンテナンス中で、10月26日(月)12時以降に再開予定です。

出典:株式会社実業之日本社